東北角外伝道の今昔(31)任爾基地のSLOWカフェ

【東北角外伝道の今昔(31)】
【任爾基地のSLOWカフェ】
【滅びゆく前に、最後のチャンスを掴め】

スロウコーヒーのオーナー夫人と知り合ってから、もうすぐ10年になります。
当時はまだお子さんが小さかった頃からのご縁です。

それ以来、双渓を通るたびに必ず寄り道して、レモンコーヒーを一杯テイクアウトしてから出発するのが習慣になりました。

まるでトラック運転手がビンロウを口にして再び走り出すような感覚です。
その頃のスロウコーヒーは町中の小さな店舗でしたが、
それでも多くのサイクリストやバイク旅の人々が訪れていました。
理由はただ一つ、そこに「呉先生」がいたからです。

【東北角・双渓スロウコーヒー】

静かな雰囲気のカフェで、その名の通り「SLOW(スロウ)」に味わうのがぴったりな場所です。
オーナーはお茶とコーヒーの専門家で、その独自の手法とこだわりは唯一無二。
他では絶対に体験できない味と空間。
多くの旅人がここで午後を過ごし、なかなか帰らないほど。
それほど心地よく、まるで上質なプライベートサロンのような5つ星空間です。

見た目はただのカフェに見えますが、
オーナーは古びた家屋を心を込めて再生し、
古き良き趣に新しい息吹を吹き込みました。
剣道の稽古場もあり、お茶やコーヒーを体験できる空間、
さらに言葉では説明できない不思議な空気を持つ場所です。

ここを訪れると、まるで結界に入ったような感覚になります。
まるで桃源郷、あるいは京都に迷い込んだかのようです。

双渓駅近く、二つの川が交わる場所に建つスロウコーヒーは、
赤レンガ造りの古民家をリノベーションしたもの。
元の持ち主は、かつてこの地の鉱山を営んでいた大地主の一族だそうです。
中に入ると、他のカフェとはまったく違う静謐なエネルギーを感じ、思わず言葉を失います。

ここのルールは独特で温かく、
呉先生は手作りの軽食やデザート、数十種類のハンドドリップコーヒーやお茶を提供しています。
入園すればルールの範囲でおかわり自由、
まるでプライベートサロンのようにゆったりと楽しめます。

窓の外を列車が走り抜け、
竹林や中庭の池が光を映し、山々に囲まれた古民家はまるで京都のようです。

オーナーの呉先生は剣道の師範でもあり、カフェのマスターでもあります。
訪れる人々がプレッシャーを感じることなく、心からお茶とコーヒーを楽しめるよう、
彼は空間全体をデザインしています。
時間を忘れ、穏やかに心を整えることができる場所です。

ここは「中国文化の美」を体験できる場としても計画されており、
単なる招待所ではなく、特別なエネルギーフィールドのような空間です。
時には心と身体のワークショップなども開催されます。
この場を支えているのは、茶道と剣道の両方を極めた呉先生その人です。

ぜひ一度訪れてみてください。
時間があれば何度でも。
牡丹と双渓という小さな町で、違う時間の流れを体験できます。

新北市牡丹・双渓の町は本当に美しい場所です。
ゆっくりと一泊、または二泊してから帰るのがおすすめです。
住所:新北市双渓区中山路58号(227)
https://www.facebook.com/share/p/16rFoUktto

しかし、みんなでこの美しい空間を目に焼き付けてください。
なぜなら、この場所は間もなく返還されてしまうからです。
https://www.facebook.com/share/p/16pSfoMq7T

「レンアル・スロウコーヒーベース」最後のカウントダウンの中で、
高校時代の旧友と再び訪れた際、
偶然、一幅の書に目を奪われました。
それが「徳簡書院」の王老師による墨宝だと知りました。

徳簡書院・王老師の紹介:
https://www.facebook.com/share/p/19X29mJ4Qi/

「任せよ東西南北の風、ここはスロウの室、ただ我が徳の香るのみ」

徳は天に通じ、道は中に在りて原郷に帰す。
〈益・九五〉「孚ありて我が徳を恵む」、
〈随・九四〉「孚ありて道に在り」。
徳と道こそ、『易経』の核心にして魂です。

万剣は一に帰し、一剣は魂に入る。
精・気・神が満ちれば、純陽の道は自ずと整う。
道は人を遠ざけず、徳は人の心に宿る。

ここには「主」と「体」があり、生きた感動があります。
中道、今ここにあり。
きっと近い将来、【レンアル・スロウコーヒーベース】は再び羽化し、
新しい形で生まれ変わることでしょう!