花蓮で地元の人に「一杯のお茶で、静かな時間と交換するならどこ?」と聞いたら、
十人のうち少なくとも八人はこう答えるはず——王記茶舖。
1991年のオープン以来、王記茶舖はずっと花蓮の人々にとって馴染み深い場所であり続けてきました。ここはただの茶館ではなく、街の成長に寄り添ってきた「暮らしの記憶スポット」。青春、家族の集まり、初めてのデート、深夜の語らい——数え切れない物語が、王記の木のテーブルと灯りの下で生まれてきたのです。
そして今、その想いをさらに広げるように、美崙田径場の向かいに新しい「王記茶舖 美崙店」が誕生。
現代建築の言語、自然光、美意識、そして茶文化を融合した“新世代の茶館”として、オープン直後から人気が爆発し、花蓮の人々にも旅人にも「今いちばん行きたいスポット」になっています。
【建築 × 自然 × 茶文化:王記茶舖 美崙店の空気感】
美崙店の大きな見どころは、黒~グレーのコンクリートを基調にした外観。
簡潔でモダン、控えめなラインが街路樹の間に静かに佇み、床まで届く大きなガラス窓が、落ち着きと光の抜け感を同時に叶えています。

【緑の植栽 × 石積みの水盤 × 禅を感じる動線】
入口には水盤、植栽、段差のアプローチ。王記らしい「茶屋の気配」を引き継ぎつつ、モダンな爽やかさが加わっています。店内に入ってまず感じるのは、空気の流れと視線のレイヤーがとても心地いいこと。茶館ならではの温もりがありながら、どこか春水堂のような人文的な奥行きも漂います。

■ 駐車がとにかく便利
店舗横に専用駐車場があり、路上にもバイク・車の駐車枠があります。遠方の旅行者やファミリー層にとって、とても親切な設計です。


■ 1階:落ち着いた木の質感 × 静かな眺め
1階に入ると、あたたかな木のテーブル、深みのある木壁、大きなガラス窓が美崙店の主役として迎えてくれます。
ここは主に店内席と屋外席エリア。入店後はウェイティングで受付をして、スタッフが順番に案内してくれます。
1階は「静かに整える」のにいちばん向いている場所。ひとりごはん、二人で会話、読書や執筆まで、ちゃんと“自分の席”が見つかります。

小さな庭 × 流水の演出 × 吊り灯りと茶缶の壁
壁面に並ぶ茶缶とペンダントライトは、王記の“新しい美学”。窓際には流水と植栽の小さな庭があり、空間に奥行きを与えます。まるで街の中にある小さな茶園に座っているような感覚に。

■ 2階:開放的な眺め × ファミリーにも優しい
1階の沈静したムードとは対照的に、2階はメインの食事スペース。席数も明らかに多く、視界もより開けています。
バルコニーには屋外席があり、道路の向こうの美崙田径場を見渡せます。天気のいい日は風が軽く、景色も明るい。
夕方に訪れると、夕陽が緑に差し込む“静かなご褒美時間”がとても魅力的です。
2階の屋外席は快適ですが、花蓮の夏は日差しと小黒蚊が手強いので、防虫スプレー持参がおすすめ。
建物にはエレベーターがあり、高齢の方、ファミリー、移動が大変な方にも安心。ここを「本当に気が利いてる」と褒める地元の声も多いです。
■ 料理とメニュー:お茶を軸にした幅広い選択肢
王記美崙店は、テーブルのQRコードで注文し、食後にレジで会計するスタイルです。
メニューのカテゴリー:
- 体を温めるホットティー、ホットラテ
- 四季の養生ホットティー、スープ&ホットドリンク
- シングル×フレーバーのアイスティー
- レモンアイスティー、特製フレーバーミルクティー
- フレッシュフルーツアイスティー、手作りティードリンク
- 単一フレッシュミルクシリーズ
- 茶堂ビジネス定食、鍋物、簡単食
- できたて茶菓(揚げ物・小皿)
王記の“茶の香り”はずっと看板。派手さよりも、飲むほどに分かる安定感のある味わいです。
食事は家庭的で、量もちょうどいい。急がずゆっくり楽しみたい人にぴったりです。

■ 利用のポイント(美崙店)
- 最低消費なし。ただし各自1品以上の注文が必要
- 外食持ち込み・飲酒・トランプ・ペットは禁止(現地案内に従ってください)
- 定食または鍋を注文すると、ドリンクを50元割引で選択可
- 当日300元以上で駐車1.5時間割引、600元以上で3時間割引(当日利用は上限なし)
ルールが明確で親切なので、旅行者にもとても分かりやすいです。
■ なぜ花蓮の人はこんなに王記が好きなの?
王記が30年以上も街と一緒に歩んでこられたのは、味が良いからだけじゃない。
いちばんの理由は——「安心できる」から。
花蓮の人たちはここで食事をして、話をして、心を整えて、本を読んで、ぼーっとして、友だちを待って、雨を眺めて、夕陽を見て……。
世代ごとに、それぞれの“王記の物語”があります。
そして美崙店は、王記の新章のような存在。
昔ながらの茶館の人情味を受け継ぎながら、より現代的で快適で、開放感のある空間を加えました。
ここは茶館でありながら、同時に——
街の静かな休憩所であり、旅人の温かな拠点であり、花蓮の暮らしの一部でもあります。
■ こんな人におすすめ
✔ 静かにお茶を楽しみたい旅人
✔ 友だちと食事・おしゃべりしたい地元の人
✔ ファミリー、高齢の方、移動が大変な方
✔ 写真を撮りたい、書きたい、何もせず休みたい人
✔ 温度感があって、盛りすぎず、長居できる場所を探している人
王記茶舖 美崙店は、「また来たい」と思わせてくれる茶館です。

