関東にも世界遺産（二）日光山輪王寺、二荒山神社

【関東にも世界遺産二】

【日光二社一寺世界遺産】
【日光山輪王寺】
【日光山二荒山神社】
【日光山大猷院】
【約1200年前】

一般的に東京近郊へ行く際、軽井沢や河口湖が人気で、歴史ある日光へ行く人は少ないですが、日光は世界遺産があり豊かな人文と国立公園もあるのでぜひ訪れるべきです！

日光山輪王寺は一つの寺院を指すのではなく、日光山内の仏堂、中禅寺、大猷院、塔など15の支院の総称です。奈良時代に創建され、古くから繁栄した「関東第一の霊場」として知られています。二荒山神社、東照宮、輪王寺の二社一寺を中心とした建築群「日光社寺」は世界遺産に登録されています。

日光輪王寺は日光東照宮の構成要素の一つであり、世界文化遺産の一部です。その特徴は以下の点で説明できます：

規模が大きく建築様式が華麗

輪王寺は広大な敷地に多くの重要建築物を有し、三仏堂、経蔵、鐘楼などがあります。これらの建築は規模が大きく、装飾が華麗で、江戸時代の建築美術や彫刻技術を存分に示しています。東照宮ほどの華麗さはありませんが、十分に見応えがあります。

歴史が古く徳川家康と深い関係

輪王寺は西暦784年に創建され、歴史は非常に古いです。徳川家康の遺体は最初輪王寺に安置され、後に東照宮に移されました。そのため輪王寺は徳川幕府と深い縁があり、日本史上重要な地位を占めています。

豊富な仏教文化財を所蔵

輪王寺は多くの貴重な仏教文化財、例えば仏像、経典、絵画などを所蔵し、日本の仏教美術史研究に重要な価値を持ちます。
日光山輪王寺の中心寺院として、地域において重要な宗教的・文化的意義を持ち、観光地であると同時に宗教的な場所でもあります。
東照宮の景観と相補的に、輪王寺、東照宮、二荒山神社は日光社寺を形成し、壮大で歴史的な文化景観を構成しており、日本の歴史と文化の精髄を共に示しています。

日光山輪王寺の歴史

奈良時代に創建され、東叡山、比叡山と並び天台宗の三本山の一つです。これまで東叡山や比叡山の名前は耳にしたことがありますが、輪王寺はあまり知られていませんでした。

比叡山延暦寺、東叡山寛永寺と並び、
西暦766年に開山された天台宗の総本山の一つです。
日本では珍しい三仏堂は寺内の本堂で、
7.5メートルの巨大な三尊の仏像が安置され、荘厳な雰囲気です。三仏堂の前にある樹齢約500年の金剛桜は春には満開で絶景を楽しめます。

輪王寺は日光開山の祖「勝道上人」が創建した四本龍寺に起源を持つ、天台宗の有名な聖地と言われています。

天台宗は806年に中国から日本に伝わり、高僧円仁（約794-864）によって848年に正殿が建立されました。天台宗は日本仏教で最も影響力があり、最も多様で包括的な宗派の一つで、他の仏教教派の教義を融合し、仏教と神道の教義を調和させました。正殿は元々現在の東照宮神社の場所にあり、幾度かの移転と再建を経て、現在の建物は1645年にさかのぼります。
（ネットより）

三仏堂は日光山内最大の木造建築であり、三尊の仏像は日光三山を代表しています。
千手観音（男体山）、
阿弥陀如来（女峰山）、
馬頭観音（太郎山）です。

三仏堂に入ると感動的ですが、写真撮影は禁止されています。
馬頭観音は台湾ではあまり見かけません。

馬頭観音は「迅疾金剛」や「迅速金剛」、「噉食金剛」とも呼ばれます。「馬頭明王」は八大明王の一人で、観音菩薩の化身であり、観音菩薩の教令輪で力強い存在です。馬頭観音は観世音菩薩の変化であり、その本地は阿弥陀如来です。

「馬頭観音法」を修持する主な功徳は二つあります：
一、畜生道を度すこと
二、一切の悪しき呪法や邪法を免れること

大護摩堂前の「相輪橙」は高くそびえ、ランドマークのようです。相輪橙は通常青銅や鉄で作られ、塔の代わりとして建てられ、中には経典が納められています。なるほど、そういうことですね。