甘さから希望へ──花蓮・光復製糖工場の再生の道

花蓮・光復製糖工場は、製糖基地から地域再生の象徴へ。災後は救援拠点となり、土地の甘さと希望を受け継いでいる。

キツツキの家 WPCASA|夢のレストランと災後復興の温かな力

花蓮・光復の「ウッドペッカーハウス WPCASA」。若者の夢を育て、災後の炊き出しで地域を支えた、愛と希望のレストラン。

花東旅と食のパスポート──民宿オーナーから地域共生へ

花蓮と台東をつなぐ「花東旅食パスポート」。民宿オーナーが始めた、地域共生と持続可能な旅の記録。

北辰妙見菩薩 × 玄天上帝(げんてんじょうてい)

【北辰妙見菩薩 × 玄天上帝(げんてんじょうてい)】——台湾の「金殿」に連なる信仰の継承、武当山・金頂から石空・接天廟へ 台湾と閩地では、玄天上帝を奉じる信仰は最も盛んな道教の主流の一つです。「玉虚師相・玄天上帝・金闕の化身・蕩魔天尊」と尊称され、北方の水徳を司る真神として、鎮邪伏魔の護国の尊神とされています。 しかし仏教典籍において、玄天上帝にはもう一つの化身——【北辰妙見菩薩】があります。「妙見」とはすなわち「妙なる眼」、世のあらゆる善悪諸法を洞察し、万法実相を了知すること。慈悲と智慧の徳を具えます。妙見菩薩は観世音菩薩の垂跡の化身であり、薬師瑠璃光如来の勅により南閻浮提の衆生を済度すると伝えられます。 古籍には次のように記されます。「太陰化生、水位の精。虚危に上応し、亀蛇合形し、六合を周行して万霊を威懾す。」玄天上帝は北方の水徳を掌り、治水・鎮火に通じ、厄を吉に転ずる力をもつ、災いを避け寿命を延ばす守護の天尊と崇められています。 🌕【武当山・金殿:鍍金の頂、真武祖師が鎮まる】 玄天上帝信仰の発祥の聖地こそ、天下に名高い【武当山・金殿】、すなわち「金頂」です。湖北省・武当山の天柱峰、標高1612メートルの頂上に鎮座します。 金殿は明の永楽14年(1416年)、明成祖・朱棣の勅により、真武祖師を奉安するために鋳造されました。殿宇全体が青銅製で鍍金が施され、高さ5.54メートル、幅4.4メートル。構造は厳密で、榫卯の継ぎ目も見えない精緻さです。 殿内には鍍金の銅像「真武祖師」を奉り、重量は十数トン。左右には金童玉女と水火二将が侍立し、彫技は細やかで人物は生き生きと表現されています。殿上には康熙帝の御筆による「金光妙相」の扁額が掲げられ、光輝は千秋に及びます。 金殿は重檐廡殿式の屋根をいただき、古建築における最高等級を象徴します。西に座し東を向くのは、日を敬い光明を祈る意を表します。古来、武当山の金頂は真武大帝信仰の核心聖域として、「国の至宝、道の頂き」と称えられてきました。 🏯【台湾の金殿 × 石空・接天廟】 ——太和山の古道から紡がれた信仰の道...

東北角・雨プディング面白ライブ配信

台湾東北部の「レインプリン」カフェで行われたアートライブ。創作と笑顔が交わる、心温まる物語の時間。

六十年の愛と信仰──ムム・チャオ・シウロン

イタリア出身のシスター趙秀容は、尖石部落で60年間奉仕し、愛と信仰で泰雅族の子どもたちを守った永遠の「ムム」。

東北角外伝道の今昔(31)任爾基地のSLOWカフェ

台湾東北部・双渓のスローコーヒー基地。茶道と剣道を融合した、温かく静謐な隠れ家カフェ。

雪山ウーリン道の今昔(七)驪山老母廟と媽祖

梨山の高山信仰、媽祖と驪山老母が人々の平安を守る。

雪山武陵道今昔(六)梨山イエス教会

梨山には蒋介石が残した3つの史跡、梨山ホテル、福寿山農場の天池大観閣、梨山イエス教会も保存されています。

長浜天主堂|呉若石神父

呉若石神父はスイス生まれの台湾人で、足裏反射健康法(FJM)を推進し、健康と免疫力向上に尽力。花東地域で長年奉仕し、雇用とケアシステムを創出。台湾の足裏マッサージの父として慕われている。